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活用事例

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歴史有る家屋×モノづくりがシンクロする心豊かな暮らし「HORA AUDIO」

2018.2.16



出迎えてくれるのは年代を感じる古民家から流れてくるクラシカルな曲。入り口から伸びる土間へあがるとライブラリーのようにレコードと書籍がぎっしりと並ぶ。HORA AUDIO(ホラオーディオ)のショールームだ。そこには改めて気づく日本の四季、文化、住む人を豊かにする暮らしがある。


場所は田園風景が広がる彦根市郊外。肥田城があった城下町である地区に建つその古民家は江戸時代後期の様式を良好に残す歴史的遺産「鹿島家住宅」として市の指定文化財になっている。元は草葺きだった入母屋造り*の屋根、地域特有のサウナのような「桶風呂」、おくどさん(台所)などが当時を物語る。2015年に持ち主となったのが青柳さん夫妻。神奈川県藤沢市在住時に工房兼住居の物件を探していて「小江戸ひこね町屋情報バンク」で「鹿島家住宅」に出会う。最初から古民家を主体に探していたわけではないが、見学会のときに歴史を感じる柱や梁に魅力を感じた。音に関わるものづくりをする工房として周囲の静かな環境も条件に合っていた。「ここでの暮らしがイメージ出来たんです。今まで想定していなかったことが出来るような気もしました」と御主人の亮さん。
*入母屋造り(いりもやづくり)/日本建築における代表的な屋根の形式。社寺建築に広く採
用されているが農家建築にもみられる。


暮らしながら長期間かけてすこしずつ手をいれて改築していこうとすぐに購入を決意し、古民家である母屋はショールーム兼事務所と工房とし、離れの近年に建てられたプレハブ小屋を住居とした。びわ湖をはじめ自然が豊かでありながら、都市に出やすく交通アクセスも良い。その居心地の良さにまちに出掛けても用事を済ませてすぐ帰りたくなるときもあるんですと話すのは奥様の麻美さん。夏は風がはいってくるので冷房なしでも過ごすことができる。冬の寒さは厳しいが、その分春の訪れが一際嬉しい。丁寧に建てられた家は手入れすればどんどん住みやすくなってきていると実感するとも。ひょんなことから古民家に暮らすこととなり、今まで経験がない分戸惑いもあったという麻美さんだったが、これまであまり興味のなかった日本建築や文化を知りたくなったという。地域の伝統的な行事にも関心を持ったり、地元のお米や野菜の美味しさに感動したり。あたたかく見守ってくださる地域のコミュニティにも都市生活にはない安心感があるとのこと。



改修内容に規制がある指定文化財であっても、現状に戻せる方法であれば現代的な改は可能である。しかし2人は暮らすうちに150年前の元の姿に少しずつ戻そうと思うようになったという。二人が以前暮らしたロンドンで経験した、古くともきちんとつくられたものを大事に修復しながら使い続けていくという文化。「この古民家に暮らし、本質的でしっかりつくられたものの良さを実感しています。手を入れればより良く長く使っていくことができるという価値観を大事にしたいと思っています。」
スピーカーは通常、複数の振動板を鳴らすために電子回路が必要だが、HORA AUDIOのスピーカーMONOはひとつの振動板しか持たないために、フィルターを通さず信号がありのままの形で音に変換される。すべての音の調整は、木で出来た箱の構造や響きでなされている。音楽を自然に響かせる楽器的なスピーカーだ。音楽好きで家具職人であった亮さんが試行錯誤して自分用に製作したスピーカーが、MONOの原型だという。約150年前にこの家を建てた職人のものづくりのあり方をお手本に、スピーカーはひとつ一つ心を込めて作られている。




HORA AUDIO ホラオーディオ
住所:〒521-1123 滋賀県彦根市肥田町400
TEL&FAX:0749-43- 3090
e-mail:ra@hora- audio..jp
URL:www.hora-audio.jp/

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